DX、進んでます!その裏に潜む「パスワード限界論」
DXの推進、という言葉をよく耳にするようになって早数年。
2018年末に経済産業省が国を挙げてDXを呼びかけ、その後コロナ禍で強制的にデジタルシフトが進み、クラウドサービス(SaaS)の導入やリモートワークの普及によって、お打ち合わせはZOOMで、、、が当たり前になりました。
「うちはそこそこDX進んでるよ~~」という企業様がほとんどかと思います。
しかし、このデジタル化の恩恵の裏で、多くの企業が「ID・パスワード管理の限界」に直面しているのをご存知でしょうか。
今回は、DXを取り入れている皆様が今すぐ見直すべきパスワード管理のリスクと、業務効率を落とさずにセキュリティを最前線へ引き上げる具体的な解決策を解説します。
DXが進む組織ほど「パスワード管理」が急務になる理由
デジタル化やクラウド利用の拡大は、業務を劇的に効率化させる一方で、従業員が利用するシステムやアカウントの数を急増させました。
ここに、大きなセキュリティリスクが潜んでいます。
1. 利用システムの急増による「パスワードの使い回し」
従業員一人ひとりが管理しなければならないパスワードが増えた結果、覚えきれずに複数のシステムで同じパスワードを使い回す事象が多発しています。
これにより、万が一どこか一つのサービスから情報が漏洩した場合、他の基幹システムやクラウドサービスへも芋づる式に不正アクセスされるリスクが高まります。
2. 「ブラウザへの保存」に頼るリスク
多くの従業員が効率化のために、Webブラウザのパスワード保存機能を利用しています。
しかし、攻撃者はこの「ブラウザに保存された資格情報」を盗み出すマルウェアなどを悪用し、企業のネットワークへ侵入する突破口として狙っています。
「便利だから」という理由でのブラウザ保存は、今や非常に危険な行為となっています。
3. クラウドサービスは常に狙われている
インターネット上に公開されているクラウドシステムは、社内ネットワークとは異なり、世界中どこからでもアクセスが可能です。
これは便利である反面、「脆弱な(弱い)パスワード」を設定しているアカウントがあれば、攻撃者にとって格好の標的になることを意味します。
IPAが説くパスワード管理の「鉄則」と、現場の現実
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)では、不正ログイン対策として以下の「鉄則」を推奨しています。
- できるだけ長く、複雑なパスワードにする
- 複数サービス間で「使い回し」をしない
- 多要素認証(MFA)を積極的に設定する
(出典:https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2025/mgdayori20250828.html)
これは極めて正しいセキュリティの基本です。しかし、実際にこれを現場の従業員に周知・徹底させることは、以下の理由から非常に困難になっています。
1.「パスワード疲れ」によるルールの形骸化
システムが増えるたびに複雑なパスワードを要求されれば、結局メモに残したり、単純な規則性を使い回したりせざるを得ません。
2.管理工数の増大
ログインのたびに多要素認証のコードを確認する、忘れたパスワードをリセットする……といった作業が、従業員の本来の業務時間を削っています。
3.個人のリテラシーに依存する脆さ
どれほどマニュアルを配布しても、フィッシングメール等による「うっかり」を完全に防ぐことは不可能です。
「パスワード管理は個人の責任」として周知・徹底を繰り返すだけでは、現代の巧妙化したサイバー攻撃を防ぐことはできません。
パスワード管理は「個人の努力」から「組織の仕組み」へと転換すべきタイミングに来ているのです。
「セキュリティ VS 業務効率」のジレンマを打破するには?
「セキュリティを厳しくすると、パスワードが複雑になって業務効率が落ちる」
「効率を重視してルールを緩くすると、サイバー攻撃のリスクが高まる」
こうした「セキュリティ VS 業務効率」の課題に対する最適解は、パスワード管理を個人に任せず、組織で管理・運用していくことです。
従業員の記憶力やモラルに依存した対策(ルールで縛る、定期変更を義務付けるなど)は、すでに限界を迎えています。システム側で強制的に安全なアクセス環境を構築することこそが、現代のセキュリティ対策の最前線です。
そこでおすすめしたいのが、ネットワークの可視化と強固な認証をワンパッケージで実現する、当社のソリューション「BM X セキュリティプラス」です。
ネットワーク一元管理×多要素認証を叶える「BM Xセキュリティプラス」とは?
「BM Xセキュリティプラス」は、世界的なシェアを誇るCisco社のSD-WAN「Cisco Meraki」と、国産IDaaSとして高い信頼性を誇るソリトンシステムズ社の「Soliton OneGate」を組み合わせた、企業のDXを安全に加速させるパッケージサービスです。
これ一つで、運用の手間(業務効率)を削減しながら、不正アクセスを徹底的に防ぐ(セキュリティ)環境が整います。
■ Cisco Meraki(SD-WAN):ネットワークの可視化と一元管理
「Cisco Meraki」を導入することで、拠点が複数ある組織でも、ブラウザ一つで全拠点のネットワーク状況をリアルタイムに把握できるようになります。
ネットワークの管理が属人化するのを防ぎ、トラブルシューティングや設定変更にかかる運用工数を大幅に削減。運用担当者の負担を軽減し、業務効率化に大きく貢献します。
■ ソリトンシステムズ「Soliton OneGate」:強固な多要素認証(MFA)
ID・パスワードだけの認証に頼らない環境を作るのが、クラウド型認証サービス「Soliton OneGate」です。
国産IDaaSとして初めて政府の「ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)」認証を取得しており、セキュリティ基準の厳格な組織でも安心して導入いただけます。
最大の特徴は、「デジタル証明書」に対応している点です。
あらかじめ許可された社給デバイス(PCやスマートフォン)にデジタル証明書をインストールしておくことで、「正しいパスワードを知っている人」だけでなく、「会社が認めた安全な端末」からしかアクセスできない仕組みを構築できます。これにより、パスワードの使い回しや漏洩による不正アクセスを根本からシャットアウトします。
まとめ:安全で効率的なDXの基盤を作りませんか?
DXによる業務効率化を本当の意味で成功させるためには、セキュリティが足かせになってはいけません。
また同時に、セキュリティの穴が企業の信頼を失墜させる原因になるのもNGです。
「Cisco Meraki」によるネットワークの一元管理と、「Soliton OneGate」によるデバイス認証・多要素認証を組み合わせた「セキュリティプラス」なら、管理者の運用工数を抑えながら、強固なゼロトラスト環境への第一歩を踏み出すことができます。
•「社内の利用システムが増えて、パスワード管理が形骸化している」
•「クラウドサービスのセキュリティに不安があるが、従業員の利便性は落としたくない」
このようにお悩みの担当者様は、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。
貴社の環境に合わせた最適な構成をご提案いたします。
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