営業を増やす前に考えたい。営業事務派遣が営業組織にもたらす価値

営業担当が営業活動に集中できる環境をつくるために

最近、IT企業の営業責任者の方々から「営業担当がもっと営業活動に集中できる環境をつくりたい」というご相談をいただく機会が増えました。
お話を伺うとその背景には「営業担当を増やしたい」「営業担当が事務作業に追われている」「もっとお客様と向き合う時間を増やしたい」など様々です。

実際の営業現場では、朝はメール対応から始まり、見積書の作成、社内申請、契約書の確認、顧客情報の更新、商談の日程調整……
気づけば夕方になり、「今日、お客様と話していた時間はどれくらいだっただろう」と振り返る日もあるのではないでしょうか。

営業事務派遣という選択肢

実際、Hubspotの調査でも、「日本の営業に関する意識・実態調査2024」では、
営業担当者が顧客との商談やメールなど、お客様とのやり取りに使っている時間は業務時間全体の54%という結果でした。
(出典:HubSpot Japan株式会社「日本の営業に関する意識・実態調査2024」https://www.hubspot.jp/company-news/stateofsales-20240219)

このような課題を解消する選択肢の一つが、営業事務派遣です。

営業事務派遣というと、「電話対応や見積書作成をお願いする人」というイメージを持たれるかもしれませんが、
実際には、営業担当が営業活動に集中できる環境を整え、営業組織全体の生産性向上や業務改善を支える存在として活用する企業も増えています。

本記事では、営業事務派遣が営業組織の中でどのような役割を担い、営業担当が営業活動に集中できる環境づくりにどのように貢献しているのかを解説します。
あわせて、IT業界で活躍しているBCCの営業事務・営業サポート社員の事例や、営業責任者が導入前に押さえておきたいポイントもご紹介します。

「営業担当を増やす前にできることはないか」そんな視点で、ぜひ最後までご覧ください!

営業事務派遣は「事務作業を代行する人」ではありません

営業事務派遣の役割は、年々広がっています

営業事務派遣と聞くと、どのような仕事を思い浮かべるでしょうか。
電話対応や見積書の作成、契約書の管理、受発注業務など、「営業担当の事務作業をサポートする仕事」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
それらも営業事務派遣の大切な役割ですが、IT業界の営業現場では、その役割は年々広がっています。

営業担当が営業活動に集中できるよう、案件管理や営業データの整理、営業資料の作成、CRMへの入力、メーカーとの調整、展示会運営など、
営業組織全体を支える役割まで担うケースが増えています。

つまり営業事務派遣は、「営業担当の仕事を減らす人」ではなく、営業活動がスムーズに進む環境をつくる存在なのです。

例えば、営業担当が外出中でも営業事務派遣が見積書を準備できれば、お客様を待たせることなく提案を進めることができます。
案件管理を営業事務派遣が担えば、対応漏れや引き継ぎ漏れを防ぎ、営業担当は安心して商談に集中できますし、
営業データを整理することで、営業会議では現状を正確に把握でき、次の営業戦略も立てやすくなります。
一つひとつの業務は目立たないかもしれませんが、その積み重ねが営業担当の行動を支え、営業組織全体の成果へつながっていくのです。

営業事務派遣は、どこまで対応できるのか?

営業事務派遣についてご相談いただく際、対応できる業務をご説明すると、「営業事務って、そこまで対応できるんですね」と驚かれることがよくあります。
企業によって役割はさまざまですが、「営業担当しかできない」と思っていた業務を一度見直してみると、
営業事務派遣や営業サポートへ任せられる仕事は意外と多いかもしれません。

実際のIT営業の現場では、営業事務の役割はここまで広がっています!

営業事務というと、「電話対応」や「見積書作成」をイメージする方も多いですが、BCCで活躍する社員の事例を見ると、その役割はさらに広がっています。

例えば、大手SIerで営業事務として働く社員は、契約手続きや請求業務だけでなく、お客様との対話を重ね、
新たな案件につながるきっかけをつくった経験を語っています。
営業事務でありながら、主体的に動くことで営業成果にも貢献した事例です。

大手Sler様へ常駐しているM.Kさんの事例


また、大手IT商社で内勤営業として活躍する社員は、受注入力や納期調整だけでなく、
お客様・営業担当・メーカーの間に立ち、大型案件の納品まで何度も調整を重ねました。
業務の中心は事務処理ではなく、「案件を前に進めるための調整役」だったと言います。

大手IT商社様へ常駐しているK.Yさんの事例

このように、IT業界における営業事務派遣や営業サポートは、単なるバックオフィス業務ではありません。
営業担当が営業活動に集中できる環境を整え、営業組織全体の成果を支える重要な役割を担っています。

営業事務派遣が変えるのは、「事務作業」ではなく営業組織です

営業担当が営業活動に集中できる環境をつくる

営業事務派遣が変えているのは、営業担当の仕事ではなく、営業組織全体の動き方です。
例えば、営業担当が一日に複数の商談を抱えている場合、お客様から急ぎの見積依頼や納期確認の連絡が入ることは珍しくありません。
営業担当がすべて対応していると、お客様対応が後回しになったり、商談準備の時間が十分に確保できなかったりすることもあります。

一方で、営業事務派遣が見積書作成やメーカーとの調整、案件管理を担うことで、営業担当はお客様との提案や課題解決に集中しやすくなります。

営業事務派遣は、営業組織全体の生産性向上にもつながる

営業事務派遣は、「営業担当を手伝う人」ではなく、営業組織全体の生産性を高める役割を担っています。
特にIT業界では、ネットワーク機器やクラウドサービス、セキュリティ製品など専門性の高い商材を扱うケースも多く、
営業担当にはお客様への提案力や技術理解が求められます。

だからこそ、営業担当が本来の役割に集中できる環境づくりは、営業成果にも大きく影響します。

営業事務派遣は「コスト」ではなく、「営業組織への投資」という考え方

営業事務派遣は「人件費」だけで判断できるのでしょうか?

営業事務派遣を検討する際、多くの企業が最初に気になるのは費用かと思います。
「営業事務派遣を活用すると、どれくらいコストがかかるのか。」「営業担当を採用した方が良いのではないか。」

もちろん、コストを考えることはとても重要ですが、営業事務派遣は単純に「人件費」として比較するだけでは、その価値を十分に判断することはできません。

大切なのは、営業事務派遣によって営業組織全体がどのように変わるのかという視点です。

営業担当を増やす」ことだけが営業組織への投資ではありません

営業組織を強化したいと考えたとき、多くの企業では営業担当の採用を検討します。
しかし、現在はIT営業経験者の採用競争が激しく、採用までに時間がかかるのが実態となっており、
採用には求人費用や紹介手数料だけでなく、教育や育成にも時間とコストがかかります。

営業担当を増やすことは営業組織を強化するための重要な施策です。
一方で、今いる営業担当が営業活動に集中できる環境を整えることも、営業組織への投資と言えるのではないでしょうか。

例えば、営業担当が毎日1時間を見積書作成や案件管理、商談日程の調整などに費やしているとします。
その業務を営業事務派遣が担うことで、営業担当はその時間を提案活動やお客様とのコミュニケーションに充てられるようになります。

営業担当の人数は変わらなくても、営業活動に使える時間は増える可能性があります。

営業事務派遣は、「人を増やす」ための施策ではなく、「営業担当が本来の役割を果たせる環境をつくる」ための施策でもあるのです。

営業事務派遣を検討するときは、「費用」だけでなく「効果」も考える

営業事務派遣を比較する際、「月額いくらか」「派遣料金はいくらか」という費用に目がいきがちですが、
営業責任者の立場であれば、もう一つ考えたい視点があります。
それは、営業事務派遣によって営業組織にどのような効果が生まれるのかということです。

例えば、

  • 営業担当が商談準備により多くの時間を使えるようになった
  • 見積書作成や案件管理の対応スピードが向上した
  • 営業担当と営業事務の役割分担が明確になった
  • 営業マネージャーが営業データを把握しやすくなった
  • 対応漏れや引き継ぎ漏れが減った

このような変化は、すぐに数値化できるものばかりではありません。
しかし、営業活動の質や営業組織全体の生産性向上につながる重要な要素です。

営業事務派遣は、「どれだけ安いか」ではなく、「営業組織にどのような価値をもたらすか」という視点で考えることが大切です。

営業事務派遣を成功させるために、導入前に確認したいポイント

営業事務派遣は、導入すればすぐに成果が出るというものではありません。
営業担当が営業活動に集中できる環境をつくるためには、「どのような業務を任せるのか」「どのような役割を期待するのか」を事前に整理しておくことが重要です。

営業事務派遣導入までの基本的な流れ

STEP1 営業組織の課題を整理する

まずは、営業担当がどのような業務に時間を使っているのかを整理し、営業事務へ任せられる業務を洗い出します。


STEP2 営業事務派遣会社へ相談する

営業組織の課題や、営業事務に期待する役割を派遣会社へ相談します。


STEP3 支援内容を確認する

業務内容や必要なスキルなどを整理し、自社に合った支援内容を検討します。


STEP4 営業事務派遣を開始する

役割分担を明確にしたうえで、営業担当と営業事務が連携しながら業務を進めていきます。


STEP5 定期的に役割を見直す

営業組織の状況に合わせて、営業事務に任せる業務や役割を見直し、より効果的な体制づくりを進めます。

BCCが大切にしているのは、「営業担当が営業に集中できる環境づくり」

この記事を書くにあたり、改めて営業事務として活躍する当社の社員インタビューを読み返してみました。
その中で多くの社員が口にしていたのは、「営業担当が動きやすいように」「お客様を待たせないように」という言葉でした。
見積書を作ることも、案件を管理することも、営業データを整理することも、すべては営業担当がお客様と向き合う時間を少しでも増やすため。

営業事務は、単に事務作業をこなす仕事ではなく、営業組織全体を支える仕事なのだと、改めて感じています。

営業組織を見直す第一歩として、営業事務派遣という選択肢を

当社では、お客様の営業部門の一員として現場に加わり、営業担当が営業活動に集中できる環境づくりを支える人材として、ご支援しています。

営業担当を増やす前に、営業組織の働き方を少し見直してみる。
そんな視点から、自社の営業体制について考えてみるのはいかがでしょうか。

もし、「自社ならどう活用できるだろう」と感じられた方は、お気軽にお問い合わせください!