ソリューション事業事例
ネットワーク環境構築
複数の要件が重なり、ネットワーク周りのマネージドサービスを検討していました。価格面ときめ細やかな対応が決め手で、BCCのBM Xを導入。スムーズに切り替えられ、今も安心しておまかせしています。
株式会社ダンロップスポーツエンタープライズ
トーナメント事業部 アシスタントマネージャー
坂口様
※役職は取材当時のもの
VPNの自社運用はやはり大変。
マネージメント型VPNを検討中に、BCCと出会う。
株式会社ダンロップエンタープライズは、プロのゴルフトーナメントの企画・運営を中心に、ゴルフイベントの開催、プロゴルファーのマネージメントなどを手掛けています。これらの業務上、社員は日本全国に出張して仕事をすることが多く、社外から社内ネットワークにアクセスする必要があるので、VPNは以前より自社構築で導入していました。
当初は運用も当社でやっていたのですが、やはり大変なのでマネージド型のVPNを検討し始めた頃、BCCさんが営業に来てくれました。最初から具体的な導入計画があったわけではなかったのですが、相談に乗ってもらうこともあれば、時には雑談しながら当社に最適なサービスの提案をしてもらっているうちに、徐々にBCCさんの紹介するVPNサービスに興味を持ち、導入することになりました。そこから15年近くのお付き合いとなります。
クラウド移行、VPN増強のタイミングが重なり
まとめてお任せできるマネージドサービスを検討。
システムの大半をオンプレミス環境で運用していましたが、兵庫県にある本社は阪神大震災を経験し、東京支社でも東日本大震災の影響を受けました。クラウドのサービスもいろいろと出てきましたし、災害のリスクも考えると、オンプレミス環境からクラウド環境へ移行する方向で動くことになりました。
ちょうどクラウド化を検討し始めた頃にコロナ禍になり、従業員のほとんどがリモートワークになった影響で通信量が一気に増え、ネットワーク遅延が発生するようになりました。それまでのネットワークサービスでは完全に帯域不足になり、従業員からはネットワークが「遅い」「よく切れる」といった不満が多く聞こえるようになり、業務に支障が出るようになってしまいました。そこで、より広帯域なネットワークの見直しを検討しなければならなくなったのです。
クラウド化とVPN増強という2つの新たな大きな要件が出てきましたが、運用も含めて自社ですべてを賄うリソースはありません。そこで複数の要件をまるっとお願いできるマネージドサービスを導入しようと考え、これまでお付き合いの合ったBCCさんにお声がけしたところ、BM Xを提案していただきました。
価格の納得感に加え、
BCCのきめ細やかな対応が決め手。
当社はプロゴルフのトーナメント運営という業務を行っています。自社で開発したプログラムも多く、システム面でいろいろな制約がある状況でした。また、新たなシステムやネットワークを導入する際には柔軟な対応が必要で、そこをきめ細やかに対応してきてくれたBCCさんには、信頼感がありました。
ご提案いただいたBM X Type Iはマネージド型SD-WANサービスであり、AWSやAzureなどのクラウドサービスとの接続が簡単にできるだけでなく、安定した通信環境を提供してくれるため、当社のクラウド環境への移行に柔軟に対応できる、まさに求めていたサービスでした。マネージド型SD-WANサービスの導入にあたっては他社にも相見積もりを取ったのですが、BCCさんから出てきた価格は納得できるものでした。価格面、機能面ともに問題なく、今までの信頼感もあってBCCさんのBM Xを導入することに決めました。
タイトなスケジュールにも対応。
切り替え完了後はスピードが大幅アップ!
1月にBCCさんにお願いすることを決定して、2月に作業していただき、3月の初旬にはSD-WANの導入を完了しました。実作業が1ヶ月半程度、というタイトなスケジュールに対応していただき、本当に助かりました。というのも、当社が運営するプロゴルフのトーナメントは3月の初旬からシーズンがスタートします。シーズンが始まるとネットワーク切り替えのようなインパクトのあることはできず、オフシーズンの1〜3月までの期間ですべて準備をすることになっているんですよ。ここに合わせていただいたことに感謝しています。
SD-WANの導入はすべておまかせ状態で、当日までメールのやりとりのみでスムーズに完了しました。特にトラブルもなかったのですが、これはBCCさん側で当社のネットワークの情報を細かく把握し、的確に段取りを踏んでくれたおかげだと思っています。切り替え後はスピードが全然違いますね。
ネットワーク担当者は社内での存在感がないことが、一番良い状態です。目立ったときは、なんらかのトラブルがあったということですから(笑)。誰にも気づかれないうちにネットワークが徐々に改善している今の状況は理想的です。
クラウド化に関しては、社内インフラは極力減らしていく方向でBCCさんと相談しながら徐々に進めている最中です。
さらなる事業拡大に貢献する安定運用のため
一緒に考えていきたい。
ゴルフはシステム的には特殊な競技で、野球やサッカーのように1ヶ所で行われるのではなく、プレイヤーが広いゴルフ場を移動しています。さらに、データ量もものすごく多い上に、リアルタイム性が重要なので、ネットワークやシステムの安定運用が競技の前提となっています。その意味でも、リスクはできるだけ排除していかなければなりません。どうすればより良いネットワークになるのか、BCCさんには新たな情報を提供してもらいながら、一緒に考えていきたいです。
また、ゴルフは今後さらにグローバル化が進み、当社の社員も海外に出かける機会がますます増えそうです。国内だけの狭い範囲ではなく、グローバルなテクノロジーの進化にも目を向けていきたいので、そのあたりの情報提供もネットワークのプロであるBCCさんには期待しています。