導入事例

BCCと出会ったキッカケ

渡辺様：一般社団法人 労働保健協会は、健康診断を受託しています。企業や学校などに出向いて健康診断を実施する「巡回検診」が主なサービスで、健康診断の予約から結果の取りまとめ、精算代行など一連の流れをサポートしています。当協会は板橋区に拠点がありましたが、ビルを建て替えることになり、しばらく移転することが決まりました。それに伴って、これまではひとつの場所にまとまっていたのですが、池袋と上板橋の2か所に拠点が分かれることになったのです。池袋がメインの拠点で、ここにサーバーなどは置くことになったのですが、もうひとつの拠点から業務上必要なデータにアクセスできるようにしなければならなくなりました。

岩永様：移転前は拠点から外のネットワークにつながればそれで良かったので、外からアクセスすることは想定していませんでした。そのためVPNを新たに引いたり、セキュリティを見直したりする必要が出てきました。どうしようかなと考えているときに、たまたまBCCさんから電話で営業があり、話を聞いてみることにしました。タイミングが良かったですね（笑）。

BM Xを導入した理由

渡辺様：BCCさんに初めて訪問してもらった時期は、移転を控えていろいろと準備をしたり、手続きを進めたりしている最中でした。その中でネットワーク関連の懸念事項がいくつかあったのですが、そこでBM Xの提案を受けました。BM Xを導入すれば一度に解決できることがわかり、提案内容もスッと頭に入ってきましたね。ネットワークの必要な機能を選択し、組み合わせることができるBM Xは、まさに我々が求めていたサービスでした。

岩永様：一番大きな懸念事項は拠点が分かれることによるVPNの導入でしたが、それ以外にもいくつか大きな課題がありました。ひとつはセキュリティ面の不安で、これまでも最低限の対策を取ってきましたが、これで十分なのか不安がありました。BCCさんにも相談をして、VPNの導入に伴ってこれまでの回線を切り替えることにしましたが、BM XならばVPNとセキュリティの課題が両方解決できます。もちろん他社にも話を聞いて相見積もりも取りましたが、価格面でもBCCさんが優れていたのでBM Xに決めました。
もうひとつは拠点変更に伴いクラウドPBXを導入することになっていたので、社内ネットワークを有線から無線に切り替えることを考えていました。この無線化もBCCさんで対応してくれたので、ネットワーク関連の窓口を一本化できて、移転をスムーズに進めることができました。
移転に伴って一気にいろいろなことを変える必要があり、不安があったのですが、24時間365日監視運用して障害発生時にはすぐに対応してくれることで安心感があり、とても助かりました。

BM X導入にあたって

渡辺様：2024年8月に移転が決まっていました。BCCさんが最初にアポイントを取ってくれたのが2023年の12月。そこから5月に最終提案をもらって6月に契約。そして、8月中にはすべて設定完了しました。改めて振り返ると、かなりハードスケジュールですね（笑）。滞りなく進めていただいて、ありがたいです。

岩永様：しかも、VPN導入、回線変更、セキュリティ対応、社内ネットワークの無線化と、たくさんのことを一気にお願いしていたので（笑）。移転時の設定にはBCCさんも立ち会ってくれて、何のトラブルもなくスムーズに新拠点で業務をスタートすることができました。実はこれまで長時間使うとルーターが止まることもあったのですが、今はそういうこともなく、当たり前のようにネットワークが稼働しています。おそらく他のスタッフはネットワーク関連を大幅に変更したことに気づいていないと思います（笑）。セキュリティのレベルも上がったので安心感がありますし、運用負荷も軽減され、本来やるべき業務に集中できてありがたいです。

今後BCCに求めること

岩永様：今の拠点は“仮住まい”で、建て替えが終了する2年後には以前の拠点に戻る予定です。そう考えると、2年後にまた同じように移転に伴う作業が発生します。今回の移転で社内インフラを見直し、スムーズに運用できるようになったので、今のネットワークをベースにして費用的にも運用的にも効率の良い提案をしていただきたいと思っています。

渡辺様：現在はリモートアクセスができない状態ですが、今後は営業担当などから要望が出てくると思いますし、時代の流れ的にもリモートアクセスを導入しなければならない時期が来ると思います。他にも、ネットワーク技術の進化に伴って、新たに導入しなければならないサービスはどんどん出てくるでしょう。
BCCさんとは、今後運用していく中でお互いに情報交換をして、信頼関係を作っていきたいですね。当協会の環境にあった新たな技術やサービスを提案していただけることを期待しています。