IPアドレスは、スマホやPCなどネットワーク上の機器に割り当てられるインターネット上の住所のような存在です。
インターネットでページを閲覧したり、メールの送受信を行うには、
データの送信元や送信先を識別する必要があり、この識別に使われる番号をIPアドレスと言います。
ネットワーク上でデータを送受信する際、通信相手を指定するために使われています。
世界にひとつだけの「グローバルIPアドレス」
その名のとおり、全世界で通用するアドレスで、
世界中どこからでもデータ送受信の際に送り間違えのないよう、
世界にただひとつインターネットに接続する際に割り振られるIPアドレスです。
グローバルIPアドレスは、特定の国や地域に属さない
「ICANN」という組織によって世界的に管理されており、
ICANNから日本の管理組織であるJPNICに割り振られ、
そこからISP(プロバイダ)を経由して利用ユーザーへと割り振られています。
そのため、利用ユーザーがISPと契約すると、ISPに割り当てられたIPアドレスの中から
PCやルーターが接続した際に通信が重複しないよう割り振られるため、
同じグローバルIPアドレスが存在することはありません。
そのIPアドレスは、XXX.XXX.XXX.XXXのように0〜255の数字4組で表記されますが、
数字の組み合わせは有限であり、枯渇問題が起きています。
ローカルネットワーク内で使用する「プライベートIPアドレス」
自宅や会社など特定のネットワークの範囲内で用いられるIPアドレスのことで、ローカルIPアドレスとも呼ばれます。
グローバルIPアドレスとは違い、そのネットワーク内で識別できれば良いので、
他のネットワークでは同じ番号が使われている可能性があります。
ちなみに、このプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスはそれぞれ番号の割り当て範囲が決まっており、
詳しい人が番号を見れば、どちらのIPアドレスか判別することができます。