JSON(JavaScript Object Notation)は、WebアプリケーションやAPIなどで使用される軽量でシンプルなデータ交換形式の一つです。XMLやCSVなどの形式よりも扱いやすく、JavaScriptのオブジェクト表記をベースにした簡潔な構文を持っています。
JSONは、名前と値のペアからなるキー-バリュー形式でデータを表現します。オブジェクトは中括弧{ }で囲み、キーと値のペアをカンマ(,)で区切ります。また、値は文字列、数値、真偽値、null、配列、他のオブジェクトなど様々なデータ型に対応しています。
以下は、簡単なJSONの例です。
json
Copy code
{
"name": "John Doe",
"age": 25,
"isMarried": false,
"hobbies": ["reading", "coding", "traveling"],
"address": {
"street": "123 Main St.",
"city": "Anytown",
"state": "CA",
"zip": "12345"
}
}
この例では、人物の名前、年齢、結婚状態、趣味、住所の情報が含まれています。値のデータ型に応じて、文字列はダブルクォーテーションで、配列やオブジェクトは中括弧{ }や角括弧[ ]で囲まれていることに注意してください。
JSONは、Web APIのリクエストやレスポンスで広く使用されています。APIからJSON形式のデータを取得することで、Webアプリケーションでデータの表示や操作が簡単になります。また、JSONを使用することで、異なるプログラミング言語間でもデータをやり取りすることができます。このように、JSONは現代のWebアプリケーションにおいて重要な役割を果たしています。