ネットワークという言葉を聞いて何を想像しますか?
ネットワークを直訳すると情報網や網状組織という意味になります。
分かりやすく言うと、ネットワークとは“2つ以上のもの同士を繋ぎ、情報や資産をお互いに共有しあう状態”を言います。
つまり1つだけで完結するのではなく、“かならず相手が存在しお互いに合意の元に情報をやりとりする”というところがポイントです。
例えば、会社の組織という1つのネットワークでは、お互いに効率よく情報を共有しあい利益を上げるという同じ目的の元で働いています。
より利益を確保するためにお互いが持っている技術スキルや営業ノウハウ、情報などを共有し同業他社よりもより多くの利益を得ようと努力しています。利益を生み続けるために組織はつねに円滑に動き続け無ければなりません。
そのためには同一のルールというものが存在し、そのルールの下にそれぞれが行動しています。
これと同じように通信技術のネットワークにもルールが存在し、それぞれが 決められたルールのもとで動作しています。
通信においてのネットワークは、「コンピューターネットワーク」の事であり、通信機器と通信回線を経由し、複数のコンピューターを相互接続しています。
通信技術のネットワークでは、このルールのことを“通信プロトコル”と呼びます。
一般的な通信プロトコルとしては、みなさんよくご存じのTCP/IPがあります。
インターネットもこのTCP/IPを基本に動作しています。
それでは具体的にネットワークとはどういうものかを見ていきましょう。
ネットワークとは下図のように様々な伝送メディア(銅線や光ファイバーケー ブル、赤外線、無線など)を使用して、 コンピュータ、プリンタを接続して データのやり取りを行うことが出来る状態をいいます。
ネットワークを構成すると以下のようなことが出来ます。
・プリンタに文書を印刷する
・他のコンピュータにあるファイルを取り込む
・他のコンピュータとファイルを共有する などなど…