ITや通信の分野では、コンピューターやネットワーク回線が
単位時間あたりに処理できるデータ量、またはデータ処理能力の事を言います。
一般的には、ネットワークの通信速度の意味合いで使われることが多く、
IT業界では、コンピューター処理能力を示し、単位時間あたりに処理できる件数や量を表します。
しかし、IT業界で言うスループットはCPUやメモリ、ストレージ等の装置の構成や性能、
処理内容など様々な要因が複雑に作用しあっているため、単一の指標はありません。
その分野や用途に応じて、用意された試験用のソフトウェア(ベンチマークプログラム)で
処理件数を測定し、相対的な値として表すことが多く見られます。
通信業界で言うスループットは、通信回線や装置のデータ入出力の性能を表します。
単位時間あたりのデータ伝送量を示し、 単位としては1秒あたりに伝送できるビット数(bps)、
1秒あたりのバイト数(Bytes/sec)、1秒間あたり処理できるパケットの数(pps/sec)、
これらに大きさを表す接頭辞を付けたMbps、MB/s、Mppsなどがあります。