今更聞けない、情シスのためのネットワーク用語集

OCシリーズ

OCシリーズは、かつて主に光ファイバー伝送のために使用されていた光ファイバー通信の標準インターフェースであり、主にアメリカ国内で一般的に使用されていました。"OC"は"Optical Carrier"の略で、それに続く数字は伝送速度を示しています。OCシリーズは、SONET(Synchronous Optical Network)およびSDH(Synchronous Digital Hierarchy)といった同期型の光ファイバーネットワーク技術に基づいています。

以下は、主なOCシリーズとその伝送速度の例です:

1.OC-1: 51.84 Mbps(メガビット毎秒)
2.OC-3: 155.52 Mbps
3.OC-12: 622.08 Mbps
4.OC-24: 1.244 Gbps(Gigabit毎秒)
5.OC-48: 2.488 Gbps
6.OC-192: 9.953 Gbps
7.OC-256: 13.271 Gbps
8.OC-768: 39.813 Gbps
これらのOCシリーズは、通信ネットワークにおいて、高い伝送速度と信頼性が要求される場面で使用されていました。例えば、大容量のデータ通信やビデオ伝送、通信事業者のバックボーンネットワークなどで利用されました。

しかし、近年では、新たな技術の発展により、より高い伝送速度と柔軟性を提供する他のファイバーコネクション規格が普及しています。例えば、OTN(Optical Transport Network)やEthernetなどがあります。これらの技術は、OCシリーズよりも高い伝送速度や柔軟性、拡張性を提供し、現代の通信ネットワークにおいて主流となっています。

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