SASE（Secure Access Service Edge）は、クラウドネイティブのネットワークセキュリティサービスであり、ネットワークとセキュリティを統合することによって、従業員がどこからでも安全にアクセスできるようにすることを目的としています。
SASEは、VPN（Virtual Private Network）やファイアウォール、ネットワークセグメンテーション、ネットワークアクセス制御、ID認証などの機能を統合して、安全で柔軟なアクセスを実現します。
また、クラウドネイティブであるため、インターネット経由でアクセスされ、必要に応じてSaaS（Software-as-a-Service）やPaaS（Platform-as-a-Service）にアクセスして、セキュリティを確保します。従業員が外出先から、自宅やカフェからでも安全にアクセスできるようになり、企業のネットワークリソースや機密情報を守ることができます。
SASEは、ゼロトラストネットワークの考え方を基盤にしており、従業員やデバイス、アプリケーション、データなどに基づいて、厳密なアクセス制御を行います。これにより、不正なアクセスや侵入を防止し、データのセキュリティを確保します。SASEは、従業員のモビリティが高まる現代において、企業のネットワークセキュリティのための最適なソリューションの一つとなっています。
