BANTとは「Budget(予算)」「Authority(決済権)」「Needs(ニーズ・需要)」「Time frame(導入時期)」の頭文字をとった略語です。法人営業における顧客への質問の基本フレームワークと言われています。
Budget(予算)
製品やサービスを導入するための予算です。商談に入った後、比較的早い時期に確認する必要があります。顧客の予算に応じて提案内容が変わるケースもあるため、把握が遅れると営業が後手に回ることになります。
Authority(決裁権)
営業のアプローチは決裁権を持った相手に対して行うのが基本です。窓口担当者ではなく、決裁権を持っている相手に直接交渉することで迅速なクロージングにつながります。
Needs(ニーズ)
営業では、顧客のニーズの有無をしっかり確認することが重要です。組織全体のニーズなのか、担当部署だけのニーズなのか、担当者個人のニーズなのか。ニーズの範囲によっても商談の優先度は変わります。
Time frame(導入時期)
導入時期を確認することも重要です。受注が決まっていなくても、具体的な導入時期が決まっているのか否かを確認しましょう。決まっている場合は優先度が高い、そうでない場合は低いといった判断ができます。